一時帰国でやること

手続きは簡単?!一時帰国で子どもを日本の学校に体験入学させるメリットとデメリット

海外の学校に就学している子どもが夏期休暇などで一時帰国した際に、一時的に日本の公立学校に体験入学ができる場合があります。知り合いの子どもも、一時帰国で体験入学をしてきましたので、いろいろと体験入学のメリットとデメリットを親御さんに聞いてみました。

体験入学とは

体験入学とは、日本国外に居住している子どもが現地学校の長期休暇などを利用して日本に一時帰国し、日本の学校生活を体験する短期間の入学のこと。入学といっても転入ではないために体験入学と呼ばれています。一般的には、夏休みが6月から始まる国が多いため、6~7月にかけて体験入学をします。

自治体や学校によっては期間が1ヶ月以上になると、転入となり、住民票を入れる転学手続きになるため、期間を1ヶ月に限定する学校もあります。目的としては将来は日本へ帰国する予定の子ども、海外に永住するが日本語環境を学ばせたい子ども、など様々な背景を持つ子どもが体験入学をします。

目的として、親以外からの日本語環境で日本語を学ばせたいということ。海外の学校では、補習校(日本語学校など)でなければ学校では外国語で話すことになるため、日本語を使うのは親だけになってしまいがちです。また将来、日本に永住帰国するために備えて馴染ませておくという考え方もあります。

ただし、体験入学は必ずしも誰もができるものではなく、自治体や学校によって受け入れを拒否しているところもあります。日本国籍を持つ子どもは、義務教育という点で公立の小学校と中学校は体験入学を受け入れることになっていますが、法的な制度ではありません。

そのため、体験入学ができるかどうかは自治体が管理し、校長の判断によっても左右されます。なかには、わざわざ居住地を変更して、体験入学を受け入れている自治体で生活する家庭もあるぐらいです。その他にも、子どもの日本語能力が足りない、など様々な理由で体験入学を拒否される場合もあります。

体験入学の手続き

手続きとしては、まず日本の通学区を調べ、体験入学を希望する時期の数ヶ月前に手紙や電話で打診します。なかには体験入学を転入と同等として住民票を入れること求める学校や、滞在中のケガなどに備えて保険の加入を義務づける学校もあります。

日本の学校は全員が同じものを揃える備品が多いので、備品代にお金がかかるかもしれません。いじめを恐れて短期滞在でも同じものを買い揃える場合や、親族や友人から中古品を譲ってもらうこともできるでしょう。代用品で済ませられば費用を抑えることができますね。

まずは、公的な学校が体験入学を受けれ入れているか、入学のための条件を確認することから始めましょう。その点では下記のサイトが参考になります。主に帰国子女を対象とした機関ですが、子ども教育に関する情報が多く掲載されています。

>>>海外子女教育振興財団

体験入学で得られること、心配すること

実際に体験入学した母親に感想を聞くことができました。なんといっても日本語のリスニング力が格段につくそうです。特に友達が出来れば、会話も楽しみたいので、がんばって日本語で会話をしようと努力します。ある程度、ボディランゲージがあれば子ども同士は理解できるものだそうです。

ただ、どの子どもも友達が出来るまではぐずって言うことを聞いてくれないので苦労しています。子どもから体験入学を嫌がって、結局入学を断念することもあります。将来、日本で生活する予定がなければ、その必要性はないのかもしれません。また、外国語と日本語のどちらつかずになるのが怖いという意見もありました。

どちらにしても、いかに親が子どものフォローができるかどうかが重要です。最初は誰でも新しい所に飛び込むのは怖いですが、多少は慣れも必要です。体験入学させた親は結果として満足していることが印象的でした。

体験入学をする際のコツ

・市町村によっては体験入学を受け入れていない公的な学校もある。
・1ヶ月以上の体験入学は転学とみなされ、住民登録が必要になる場合がある。
・教科書や備品は、個人で用意することが原則だが、代替品を用いることも。